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お客様目線ともてなす意識

 クライアントの紹介された案件先で相談を受けていると、取り立てて難しくないような『集客』に関する問題を抱えているとのことだった。カマをかけるように改善策を伝えると、歯牙にもかけないような口ぶりで「そんなことまではしたくない」との一辺倒。競争相手の多い業界において、その他クライアントは既に弊社のノウハウを利用しながら実行している。難しいことではなく、単に一つの行動様式を変更するだけのことだ。それをしたくない、という。

 行動様式と言っても難易度の高い行動ではなく、相手に対しての礼儀や清潔感に過ぎない、言ってしまえば「爪切り」「頭髪・服装の乱れ」「口臭に対する気遣い」といった要素に過ぎない。もし、高いコンサルティング料やメディア収益シェア配分を変動など、今後甘い要素を提案されたところでなびくこともない。

 前職を辞め、法人化してからは2年半が経過する。何百人、何千人と会ってきたものの、「あ、この人もしかすると…」とほんのわずかばかりの疑心や問題点が頭に浮かんだ相手や企業、プロジェクトに関しては長続きしない。むしろ、関わるだけ無駄だ。「要求が多い」とも言われるが、そこで妥協しても何の得にもならない。損にしかならないことを行ったってしょうがない。僕は何の聖人君子でもないけれど、チャレンジ量が多いだけあって、成功した数も失敗した数も、大失敗した数だって常人の人生×3回ほどは繰り返した。
だから、成功しない会社やプロジェクトは絶対にわかる。

 つまるところ、『お客様目線』の有無や『客体視点』の有無を持ち合わせているかでしかない。これから見目麗しい可憐な女性と会うのに、ボロボロの衣服を纏って風呂にも入らず無精髭のまま、にんにくとコーヒーの口臭を漂わせる男は数秒でノックアウトだろう。冒頭の話は、そのレベルの内容に過ぎない。
 2年半経営してきてずっと迷ってきた。むしろ、こんなくだらない打ち合わせを幾度となく経験してしまった。経験しながらも目を背けていたのかもしれない。僕が社会に対してできることは、スポーツデータ以外にもやっぱりあるんだと再確認した。
 おそらくこれから、また新しい取り組みを実行する。スポーツやメディアとはまた異なるものだけれど、この場で少し伝えていけたら。やっぱり、人生は描けるんだよ。

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