【今日のLifepicture?】10年間を打ち破ったキャプテン【#017】
サッカーの内容が連発してしまうけれども、
あくまで弊社は【スポーツ】の【データ】の会社なんだから勘弁してください(笑)
今回はつい先程、10年ぶりにU20W杯の出場権を獲得した、
U19日本代表主将MF坂井大将(大分)の話。
日本は、
SB内田篤人(当時・鹿島)
CB森重真人(当時・大分)
CB槙野智章(当時・広島)
らで臨んだ10年前を最後に、それ以来本戦出場すら叶わずにきた。
その中で、状況を打破すべく発足した現U!9日本代表チーム。
結果的に語られる内容はいくつもあるだろうけれど、
僕が伝えたいのは、果たせなかった前回大会にも唯一選出されていた坂井について。
前回は最年少として、今回は最年長かつ主将として。
前回大会はCB遠藤航(当時・湘南)、CMF大島僚太(川崎)らとともに出場したが、
遡ること3ヶ月前、坂井はブラジルの地で、日本代表チームのトレーニングパートナーとして、
名古屋MF杉森考起とともに選ばれていた。
世代を引っ張る役目として、
東京五輪を成功させるための一人のパーツとして、選ばれていた。
2年が経過し、
新たな才能が開花していく中、坂井は大分で未だ控えのポジションに甘んじていた。
いざ始まった本戦でも、国内外のフォーラムやtwitterで聞こえる雑音。
目を通すことがあったかはわからないが、
坂井にとって、選ばれ、主将となり、ボランチのレギュラーで居続けるのは雑音だらけだったかもしれない。
「消えている」
「何してんの?」
「ちゃんとやれよ」
そうまでして書き込まれた言葉を踏まえながら、
それでも勝利につなげた本大会。
連なった10年分の思いを背負い、背負う立場として今回登場でき、
2年前の喪失感に加え、2年分の喜びを得ることができた。
まだ残る二戦をくぐりぬけ、
新たなステージへと登れるような礎を築いていただきたい。