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『くだらない』の中にある本質。

『ブラック過ぎない音楽』

一昨日の【ミュージックステーション】(テレビ朝日)で星野源がデビュー曲の『くだらないの中に』をテレビ初披露していた。今でこそ、【逃げるは恥だが役に立つ】(TBS)主題歌の『恋』が国民的な楽曲にこそなったが、もともとの星野源的なスタイルは、1st『くだらないの中に』、2nd『フィルム』あたりから始まるブラックな音楽だった。「『ブラックな音楽』からスタートして『J-POP』を経由し、『イエローな音楽』へ着地した」と形容されるように、『恋』や『SUN』あたりへの系譜は1stのカップリング『湯気』や3rd『夢の外へ』あたりからも見て取れるとおりだが、彼の本質にあったブラックな音楽の代表でもある『くだらないの中に』をテレビで歌えたことは、視聴者が聞くことが出来たのは非常に大きなことだったと思う。
星野源の「ブラック」には「黒々しさが垣間見えつつも、実は明るい」側面があり、その輝いた部分を磨き続けたことで「イエローな音楽」に着地できていると思う。

仕事や勉強、コミュニケーション全体に通ずること

毎日毎日仕事をし続ける中で、本当に沢山の方々にお会いするけれど、「本当に皆さんすごいなあ」と日々思わされる。それはもちろん、弊社で働いてくれているスタッフたちに関してもそうなのだがポジテイブ思考の考え方や前進していこうとする考え方、お客様に対してどうしてあげたいかなどをひたすらに考え続けている方を見ると、
『この人、わかってるよなあ、すごいよなあ』
と敬服してしまう。
もちろん、そのような方でも失敗はあるし、リカバリーできにくいときもある。
では「ミス」は何によって起こるのだろう?
ほとんどの場合それは、コミュニケーションの齟齬(信頼関係の醸成不足含む)にほかならない。
どれだけ打ち合わせや会議で意見を交わしていたとしても、戦略レベルでの意思疎通が取れていたとしても、
もしくは『クライアントファースト』を心がけているような場合でも起こってしまう齟齬は、コミュニケーション不足でしかないんだなあと思う。

Lifepictureの社長として。

じゃあ、「そんなコミュニケーション不足を解決できる方法なんてあるの?」という話で、それは、あると思う。
ゼロ年代になって取り沙汰された新たなテーマだけど、そんな精神性のある部分に対して、我々は問題意識と解決意識を常に持った上で取り組んでいきたいと考えている。
僕は、まわりの大人な方々や同世代のベンチャー企業の社長、大企業で毎日働いて頑張っている方々に比べれば、お金も知識も、人脈も仕事上の技術的なものも持ち合わせているものは少ないかもしれない。それでも、【社長という肩書き】を抜いたってお客様に満足しているものを作り上げることはできると思っている。弊社が弊社でいられる理由も、僕がここまで生きてこれたのも全てはその【答え】な部分に詰まっているのではないかと思う。
「真面目なアツい話」も大事だけれど、「くだらない、笑いのある話」をどれだけできるのかなんだろうと思う。

真面目な話も好きだけど、

とてつもなくくだらないこととか、直接的にはその仕事に関係しない話を屈託なくいつまでもしていたい。逆に言えばそれがいつかの仕事になるかもしれないし、恋愛的な側面、育児的な側面、部下の育成、自分の成長、感性の醸成、いくらでもあると思う。スポーツでも、漫才でも起こるような阿吽の呼吸は、そういう部分から生まれるんじゃないかな、と。
道草は食わなかったけれど、まわり道というまわり道はしすぎて小道を通り過ぎてしまったから、見えてきたものはあるはずで。
アツい話は人間を奮い立たせるし、ロジックガチガチな話は人によっては気持ちを奮い立たせることもあれば、責任感を持たせることもある。ただ、それは引っ張る部分であって日常に回帰できるものではない。
「仕方ないなあ」とか「あいつならどーせこう考えるだろ?」なんて相手のことを思い出しながら仕事できるようになってやっとカバーされる範囲のものであると思う。

「くだらない」の中に

髪の毛の匂いをかぎ合って
くさいなあってふざけあったり
くだらないの中に愛が
人は笑うように生きる

希望がないと不便だよな
マンガみたいに
日々の嫉み とどのつまり
僕が笑えば解決することばかりさ
------星野源『くだらないの中に』
大事なことは、大きな大目的でも、
目の前の人を少しでも楽しませるように、場が和むように、
ちょっとおどけてみたり、会話に笑顔が出るような流れにさえできれば、
子供であっても、ビジネスパーソンでも、老若男女問わず、
そんな一見くだらないことにも見える一瞬の行為を挟むだけで世の中ハッピーになれるんじゃないかと思う。

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