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『僕はまだ現実感がなかったりします』という10年と1年

 自分が望んだ世界と結果が乖離すると、その分自分が近くしてきた世界観が乱されて現実感が薄れてしまう。『10背伸びすることは10卑下することと、等身大の自分から10離れているという点で同義だ』との言葉をときに僕は忘れる。大事だと思える人の言葉は頭から離してはならない、と思う。
 人生を変えるくらいの人間に遭遇する機会は大してないと考えていた。相手の言葉を受けようと思える素直な言葉を柔軟に開放できている性格ではないことはわかっていた。ただ、それでも勝負事ならば勝てばいい、実力差があれば思考でねじ伏せれば勝てると30歳までずっと思い続けた。だから幼い頃から身近な人よりも、芸能人やスポーツ選手の言葉に影響を受けた。スーパースターも身近な人の言葉も聞かなかったが、芸人の発言には耳を傾けていた。

 多角的な発言は、最近の自分が知覚する領域への感度を高めてくれる。卑下はしない。自信しかない。それでも擦り合わないことはある。その認識だけは強く持つ。
 背伸びも卑下もしない。ただ、インプットとアウトプットは高める。実力もつける。そして、自分が付き合っていきたい人間の質も考える。高望みはしないが、注文は多い。高いか低いかもわからなくても、自分が今そこにいる。戦うことの面倒さ、自分があえてしなくてもいいかもと思う精神性の排除はしなければ。
 「おっさんになる準備をしなきゃ」10年前に若林正恭は言った。自身の不出来と資本主義社会へ貢献せずにすごした20代を総称して自戒を込めて「やれやれ資本主義」と言葉を尽くした。やっと自分も追ってここまでやってきた。きっとたくさん漫才もコントも作っていた。僕は負けないだけ1,000を超えるビジネスプランも、10,000を超えるスキルや授業の回数も、100,000を超える執筆した記事本数も出してきた。それでもまだ追いつかない。想定した世界と社会になれていない。それはただ、自分にまだ社会と比較して不足する部分があるから。現実感はない。ただ、卑下する必要がないことをこれまで培ったインプットとアウトプットの量が支えてくれていることを認識した一日でもあった。

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