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【#Metoo】電通にとどまらない。オーバーグラウンド化する隠れパワハラ問題。

【#Metoo】電通にとどまらない。オーバーグラウンド化する隠れパワハラ問題。

https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/hachu-metoo?utm_term=.kwG33G9zkZ#.grxBB1mYEP
「#metoo に背中を押されました。必死の訴えで、少しでも世の中が良い方に変わることがあれば」

●「体も使えないのか?」
 仕事終わりの深夜の電車に乗りながら、イヤホンを劈いて聞こえる声をGADOROの歌で防ぐ。
いい加減年齢を重ねてきても、下ネタには慣れない。全くの見知らぬ人の猥談ならばなおさらだ。LINEを開いて見るメッセージには様々な愚痴も届く。様々な会社さんに出入りさせて頂く機会も増えたが、同性間と異性間の愚痴には違いがある。仕事上だけの解決可能な愚痴には対応ができるが、嫌悪感を伴う内容には反吐が出る。『はあちゅうさん』も放たれた、「体も使えないのか?」との言葉の同類表現が用いられるケースはどうやら少なくないように思う。
 反旗を翻すコメントはダイレクトに届かない。むしろ、第三者がいた方が懸命にも思う。LINEでもメールでも電話でも構わない、当該関係者以外に認知する人間はいるべきだ。そして知りうる「類する話」は上の立場の人間が起こしているケースが大半だ。会社の程度の問題でもない。また彼らは言う。
 『お前みたいな利用価値のない人間には人の紹介くらいしかやれることはない』
 テンプレートでも出回っているのかと思うほど使いまわされた、語彙力大崩壊の言葉。つまらない。だから、そんな人と会話はしたくない。

●「広告業界では生きていけなくなるぞ」
 LINEに入るメッセージは愚痴だけではなく、相談事もある。ただ、それらを僕が見ることはないし、送る労力が無駄だから、もしこれを見たら送ってもきてほしくない。
 セクハラ、モラハラ、パワハラなんてハザード起こしてる段階ですでに間違えている。僕自身も社長だし、会社は結果を残さなければならないものだとも、今の自社の状況が結果を残さなければならない状況というのも理解する。ただ、それで安直に違法な道に手を染めたり、強者を恭しく追従するような仕事や、自身の正義感に反する内容ならば、如何にコストが良くても手を付ける必要はない。もし、そこで突っぱねた結果、その業界から追放されると脅されるくらいならば、出ていけばいい。自分が夢見た業界かもしれない、それでも夢を抱いた当時知り得なかった闇に手を染めるくらいなら、また新たな目標はきっと掲げられる。嫌がらせが続いたとしても、最早それは外部介入があっていい。
 
●「俺は愛で言っている」
 『周りに人はいっぱいいるけど、質が低いんだよ。だから自分も高まらない、むしろ足ひっぱられる』
唯一、「岸さん」に共感した部分はこの点かもしれない。人間、「質」だけではないかもしれないが、社会に出て、特に会社を始めてみて『ああ、世の中に優秀な人はいないんだな』と痛感した。自らを驕るのではなく、人間として最低限度備えておくべきであろう基準の低さに愕然とした。
・平気で偽物の商材を売りつけてくる人
・国内では違法対象の物品の販売を勧めてくる会社
・民度・程度の低い人なら学生時代から死ぬほどたくさん会ったし、
・成長力・成長欲がない人
・今の位置に安住して、動かずとも全て上から言ってくる人
ほとんどこんな人ばかりで嫌気がさす。
驕る気はない。自分の価値がまだ低かったり、足りてないものがたくさんあるから今の会社の状況になった部分もある。
「結果」は否定しないが、それで一括りにして考える人がいれば、それはまたその人は頭が足りてない。

これでもまだふわっと言ってるなと思う。

●「平凡な家庭だからー。程度の低い人間と付き合うからー」
 たとえどれだけの成果を収めた人間であっても、それで伴わない人格ならば共にいるだけ無駄でしかない。
なぜなら、自ら設定する目標や夢に対してかなりの圧をかけて邪魔してくるくらいだから、そんな人とともにある方が無駄だ。
「優秀な岸さん(本音)」の言葉を借りれば、それこそ「『質が低いんだよ。だから自分も高まらない、むしろ足ひっぱられる』」。
秀逸なオウム返しが飛んでくる。
 平凡な家庭、何の代わり映えも特徴もない自分、それでいいじゃない。そこから産み出てくるもんだよ、新たなサービスやシステムやマニュアルは。

【結論】
 気づけばどこにいったのか、『#Metoo』は。
男である自分自身が受けたことはないが、前職時代にモラハラ・パワハラはたくさん受けた記憶がある。
ナニクソとも思ったけれど、そもそもはびこる業界で、上がそんなんならいる意味すらも感じなかった。
見ていてくれた生徒たちや保護者さん、何よりもかけがえなかったのは職場環境より、見てくれていた人の目だった。
独立してもっと大きな世界を知ったし、モラハラ、パワハラにセクハラも、どの業界にも横行していることも知った。
 黒田清隆の開拓使官有物払下げ事件ではないけれど、どうせ変わらないこの国でも、今の時代たったひとつ声を上げるだけで変わることはある。
別に家族や、友達や、彼氏彼女がいなくたって、助けてくれる仲間や分かり合える人間はかならずいる。嫉妬心で引きずり下ろすのともまた訳が違う。『因果応報』ただそれだけだ。

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